地域包括ケアのワークショップin中津
昨日は、中津市役所において、「地域包括ケア体制構築のためのワークショップ」があり参加しました。
冒頭、中津市副市長のご挨拶で、「中津市で24Hケアの成功モデルを作りたい」と述べられたことに感銘を受けました。副市長は、今年の4月から厚労省から出向してきたということで、トップに近い方に理解があるということは、うらやましい限りです。夜間対応型訪問介護を普及するに当たって、行政がすべきことをしっかりと理解していて、それを実行していることで、利用者数もかなり伸びています。当地の「いずみの園」という事業所は、夜間の利用者が開設から半年ほどなのに、すでに80名に至ろうとしています。8万6千人という中津市で。
会議では、24H在宅ケア研究会の会長のお話、厚労省課長補佐による地域包括ケアに関する講演、いずみの園の事業報告、意見交換会と進みました。
いずみの園さんは、行政のバックアップも大きいのですが、自社内の豊富な人材を武器にプロジェクトチームを作って、開業前から周到な準備を行っていたようです。自社のケアマネさんが9名いて、その利用者が250名、その中から夜間の利用者がすでに50名です。全体の夜間の利用者の7割が自社の関係からです。やはり、社内で理解を求めることが先決で、それに熱心なNO.2や3がいることも、利用者が伸びている事業所の特徴です。
このワークショップには、北九州市からも参加していただき、24Hケアの重要性を理解していただいたことが、私にとっては一番の収穫でした。今後、夜間対応型の普及について、いい意味での協力関係が築けそうです。