スマートバス停とイノベーション
6月20日のタクコミネット研究会にて、「スマートバス停」の紹介がありました。このスマートバス停とは、西鉄バスと安川情報システムが実証実験していて、バス停の時刻表を電子化したものです。時刻表を電子化することによって、ダイヤ改正の際に、バス停を回って時刻表を入れ替える代わりに、遠隔でさっと入れ替えることができるようになります。
今までも電子化しようという発想はあったと思いますが、電力、通信、コストといった課題があったようです。SIMカードの低廉化や太陽光バッテリーの進化によって、以前の課題が解決されてきたということです。
バス停の時刻表の入れ替え作業が楽になるというだけでは、やはりもったいないですね。今は硬直的な時刻表の設定も、もっとフレキシブルに変えられるような制度変更も求められてくるのではないでしょうか?例えば、1時間毎にしか走っていないバス停に、何かのイベントで利用者が一時的に増えたときに、間に1本追加するとかいうことも、面白いと思います。電子化によってできることが増えれば、制度も変えていかねばなりません。ところが、制度が追いついていかないのが、今頃の国交省です。とても、残念ですが。