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タクシーコンシェルジュ

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タクシーコンシェルジュ
福岡市タクシー協会が10月1日から開始した“タクシーコンシェルジュ”を見てきました。
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(博多駅筑紫)
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(博多駅筑紫口、右側の黒い制服の方は、韓国からの研修生)
 JR博多駅と福岡空港のタクシー乗り場に、英語、中国語、韓国語の3ヶ国語に対応できる女性のスタッフを配置し、外国人観光客のタクシー利用などをサポートしようというものです。タクシー乗り場に、外国語のできるコンシェルジュを置くというのは全国初の試みで、観光庁長官も応援しているという記事もあるように、注目されているものです。
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(博多駅博多口)
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(博多駅博多口)
 昨日、博多駅に行き、筑紫口と博多口の両方のタクシー乗り場に、コンシェルジュが2名ずつ立っているところを見てきました。
 博多口では、福岡市タクシー協会の社長さんたちも来られていて、しばらく一緒に拝見してきました。
 業界紙には、年間1,800万円の経費負担と書いてありましたが、以前から男性のポーターを雇っていたところをコンシェルジュに代えただけなので、コスト負担はむしろ減少しているとの話でした。このあたりは、なかなかシタタカな福岡市です。
 私の率直な感想は、「せっかくのコンシェルジュを生かしていないなあ」。知らない人が見れば、単なる女性のポーターが立っているだけ、です。ましてや、最近訪れた外国人が見て、英語が話せるコンシェルジェとは認識できないでしょう。せめて、コンシェルジュという表示と話せる言語くらいを、それぞれの言語で示す看板でも欲しいものです。
 彼女たち本人のことを考えても、あのようにただ立っているだけでは、恐らく気持ちが続かないのではないのでしょうか?仕事というのは、「自分が役に立っている」という満足感が得られないと継続は難しいものです。
 ちょっとしたブースを作って、観光案内を兼ねて、タクシー乗客以外の人にも対応するくらいの応用性が必要ではないかと思いました。このままでは、辞めていかないかなあ、と余計な心配をしてしまいました。
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