全国移動ネット主催の視察団が来北
昨日、「くらしの足を支える移動サービスを創るツアー」の視察団が、北九州市福祉有償運営協議会に来られましたので、委員として出席しました。全国移動ネットが主催ということで、個人的に知っている方が来られるだろうと楽しみにしていました。
11時30分からでしたが、少し早めに会場に着くと、もう6名の視察団の方々か来られていて、名刺交換をしました。全国移動ネットからは、副理事長さんが来られていて、懐かしい再開でした。
会議では、視察団からの挨拶から始まり、こちらの福祉有償運送運営協議会のことや、移送団体の運行の状況などをそれぞれの担当が説明し、前半の1時間が過ぎました。昼食後、質疑応答に入り、いろいろな意見交換をしました。
1点残念というか、自分が悪いのですが、どうも私の聴力はだいぶ衰えているようで、少し離れた会話になると半分くらいしか聞き取れません。自分では大きな声で話しているつもりですが、声の小さい方の話になると、大部分聞こえなかったりします。ただ、他の方々は聞こえている風なので、私だけが聞き返したり、声を大きくしてくださいと頼む訳にもいかず、有意義な会議が半減してしまうことがとても残念です。
話を元に戻し、そもそも北九州に視察にこられたというのは、“理想的な運営協議会”を行っているということで、とても有難い評価です。私も説明しましたが、当運営協議会のいいところは、運営協議会の下部組織としての「福祉送迎問題検討会」で時間をかけて諸問題を検討してきたことと、運行団体との意見交換会を定期的に開催していることだと思います。キーパーソンがいるかという質問もありましたが、私は、検討会の段取り等でもご尽力された北九州市障害福祉団体連絡協議会の事務局長さんが大きな存在だと思います。私などは、理想論をはなすばかりですが、事務局長さんにはきっちり形にしてもらっているという感じがします。
しかし、運営協議会全体としての力はまだまだで、改善すべき点は多々あります。団体からの申請案件を審議するだけでなく、福祉移送のあり方を議論していくこと。もっと、市民の声を聞きだせるようなシンポジウムなどを開催して、市民と一緒に議論していくこと。市のトップが、福祉移送についてどう考え、どのようにしていくかを示していくこと。福祉移送を交通体系全体の中で議論できるようになること。考え出したらきりがありません。
全国移動ネットの副理事長さんからは個人的に手土産までいただいて恐縮です。しかも、次の用事があったので、最後まで見送りもできずに失礼しました。私ばかりが意見をいう訳にもいかず少し遠慮しましたが、あれも言えば良かったと後からいろいろ考えてしまいました。