介護旅行に大手の参入

いよいよ介護旅行分野に、大手が参入するようです。
佐川急便を傘下に持つＳＧホールディングスグループの佐川アドバンスは２８日、１０月から高齢者の外出支援事業に参入すると発表しました。介護や旅程管理など、専門の訓練を受けた「トラベルヘルパー」が同行することで、介護が必要な高齢者や家族も安心して旅行や外出を楽しむことができると広報しています。
　外出支援の移送部分は、東京のＡＮＺＥＮ（安全）グループと提携し、１０月１日から東京都２３区などで、トラベルヘルパーがタクシーに同乗し、東京近郊の日帰り旅行などを支援するサービスをスタートします。
　同社は今後、大阪地区などにもサービスを拡大する計画。将来は年間１００億円前後の売上高を目指していると発表しています。
ＨＰによると、外出支援料金は、１時間４，５５０円、２時間８，６５０円など。トラベルヘルパー代が、中度要介護で半日１５，７００円、１日２４，１５０円という具合です。ヘルパー代が比較的高くないのは、安全タクシーから手数料か何かをもらうようにしているのでしょうか？
　また、トラベルヘルパーの種類として、日帰り外出を担当する準２級と宿泊旅行を担当する２級とを設定しているようですが、公的な呼び名ではないので、社内的な取り決めなのでしょう。
　介護旅行分野は、小さな事業者しか取り組んでなく、いわば隙間的な産業です。この分野に大手が手を上げたということで、当社も早く取り組んでいかねばなりません。こういった時に、バリバリできるような人材というのはなかなかいませんね。