スペシャルオリンピックス日本・福岡の設立15周年
今日は、アクロス福岡にて、「スペシャルオリンピックス日本・福岡設立15周年式典」に出席しました。
スペシャルオリンピックスとは、知的障害者のある人たちに、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。その使命は、知的発達障害のある人たちに年間を通じて、オリンピック競技種目に準じたさまざまなスポーツトレーニングと競技の場を提供し、参加したアスリートが健康を増進し、勇気をふるい、喜びを感じ、家族や他のアスリートそして地域の人々と才能や技能そして友情を分かち合う機会を継続的に提供することです(パンフレットより)。
スペシャルオリンピックス日本の理事長は、有森裕子さんですが、前理事長で現在は名誉会長である細川佳代子さん(元首相の奥様)の挨拶に心が打たれました。細川さんが活動のきっかけになった神父さんのお話で、「どんなに進んだ科学の時代になっても障害がある人の出現率は人口の2%くらいある。それは、健常者と言われる多数の人たちに、優しさ、人としての暖かさ、素直な気持ちを呼び覚ますための神様からのプレゼント」ということを話されました。「障害あっても、懸命に生きる姿、自己の持てる力を発揮しようと努力する姿に、自分の姿を重ねることで共生の気持ちもわく。一緒に生きて行こうと自然に思える。そういったことは体験して初めて分ることです。」良い方が、この組織の設立者でよかったものだと思いました。
ミニコンサートとして、知的障害のある方たちで結成されている「JOY倶楽部ミュージックアンサンブル」の演奏が4曲披露されました。とても一生懸命演奏される姿は、とてもすがすがしく感じられ、自分の方が障害者ではないかと感じるほどです。
最後には、スペシャルゲストとして、松浦亜弥(あやや)さんが「きずな」という曲を歌いました。
前から11列目の席だったので、比較的良く見えました。きれいな方ですね。私がここに来た目的がわかってしまいましたね。