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土木学会報告その3

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土木学会報告その3
3.大都市圏におけるタクシー供給過剰対策と輸送の効率に関する一考察(泊・運輸政策研究所)
 東京とソウルのそれぞれで実施されている供給過剰対策に着目して、その基本的な考え方を示し、各対策が抱える課題について論じています。
 東京における適正台数の考え方は、事業者は(かかっている人は)わかっていますが、2001年時の水準が適正台数という考え方に基づいています。
 それに対して、ソウルでは、2005年、実車率と実働率に対して地域の目標値を設定して、その乖離分の台数が供給過剰としています。2014年では、時間ベースの実車率という指標を取り入れることで、さらに正当性を上げていると考えられます。
 私は、質問の時間で、ソウルの算定方法の方が妥当であると申し上げました。さらに、適正収入を基準にして、時間実車率や実働率を設定することで、合理的な適正車両数が設定できることを進言しました。
 ただ、合理的な適正車両数を算出したところで、実際の減車に向けた協議や制度がなければ、それも意味がないことは、講演者も話していた通りです。
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