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かしきり君

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かしきり君
昨日のセミナーで、タクシーの先進事例のひとつとして紹介された「かしきり君」という商品についてのコメントです。
 盛岡の「ふるさと交通」という会社の商品なのですが、認可運賃スレスレ、どちらかというと違反に近いものですが、批判するつもりはありません。ZOCにとても近いシステムを運用で行っているという説明が早いのかもしれません。
 タクシーの時間制運賃は、通常30分単位ですが、最初の30分からは細分化することも可能なので、まずは10分単位で認可をもらいます。ですから、30分、40分、50分・・という時間制運賃が適用できます。ところが、この時間制運賃は、乗車から降車までなのか、車庫に帰るまでなのか曖昧なのと、片道適用では安くなりすぎるので、この会社では距離の目安を作っていて、どちらかというとそちらを優先した時間制運賃にしているのです。この考え方はZOCと全く同じです。時間制と言いながら、実は自由に都合よく設定した距離制なのです。
 中距離以上(概ね10km以上)を30分2,150円という最低価格として、通常メーターの20~30%割安にして、前日までの予約制にして受けているようです。この料金表は、表には出せないので、HPにも掲載していないようです。それでも安いということで、予約がかなり多いということです。
 この会社、バスでも最低価格2,800円から受けているということで、バス業界の常識を逸脱しているので、こちらも人気があると言います。
 北九州でも、生真面目に運賃を守ってないで、そろそろこんな奥の手を使う時期かもしれませんね。
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