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タクシーモニター会議

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タクシーモニター会議
今日(6日)の14時からは、北九州タクシー協会の「モニター会議」がありました。北九州のタクシーに乗車した際に、接客等をチェックし報告して頂くためのモニターの方々を20名お願いしています。年に2回ほど、モニターの方々に集まってもらい、意見を聞く場がこの会議の趣旨です。本来は会長が出席するのですが、今日は麻生総理が小倉に来られるということで、この会議には急きょ、副会長である私が対応することになりました。
 会長代理としての挨拶を述べ、来賓の福岡運輸支局の主席専門官にご挨拶を頂き、モニターの方々から全員に意見を頂きました。
 概ねタクシーの対応が良くなったとの意見でしたが、注目すべきものとしては、
1、後席のシートベルトについてはするように言われたことがない。
2、小倉の2重駐車を見ると、そもそもタクシーが多すぎるのではないか。
3、エコロジーに対する取組みは?
といった意見がありました。後席のシートベルトについては、「協会としてどういうスタンスで取り組もうとしているのか?」と言った率直な質問もありました。「本気で取り組もうとしているのか?」という裏返しの質問だと思います。
 タクシーが多すぎるという意見に対しては、私がお答えしました。
「過去には、タクシーを規制緩和して自由な競争を行わせたら、サービスも良くなるし、車両数については一時的に増えたにしても良いタクシーが選択されるという競争原理が働いて総量は増えない、という目論見でした。ところが、実際はタクシーの特殊性から、そのような経済原則が通用せず、街にタクシーが溢れ社会問題を起こすまでになってしまいました。かといって、業界で話し合って車両を減らそうとしても、その話し合い自体が公正取引委員会に止められてしまうという現実があります。そこで、10月に施行されるタクシーの適正化及び活性化に関する特別措置法に基づいて、地域においてそういったタクシーの過剰問題についても議論していくことになっています・・・」情報の非対称性などという、一般にはなじみの薄いことまでも触れて、タクシーの特殊性についても理解を求めました。
 モニターの方々には、いろんな貴重な意見を頂きました。とてもありがたいことです。こういった市民の意見を見方にして、中身のある改善策を練っていかねばならないと思った次第です。
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