ライドシェア講演8
ロンドンでの事例から、ライドシェア(PHV)の良さを調べてみました。
上の図は、横軸にB2BかB2Cの需要、縦軸に供給側のタクシーかPHVの割合を示したものです。B2B、すなわち法人需要が個人需要の1.6倍ほどあり、法人需要のうちの7割がPHVが供給しています。PHV(プライベートハイヤー)は、流しができないので、特に法人需要の配車や予約対応で伸ばしていると言えます。
次の図は、PHVとタクシーの評価比較です。上の項目の方が、顧客が重要視しているものです。5段階評価で、グラフの上側がタクシーです。これを見ると、タクシーの方が評価の高い項目は、「地理の知識」だけで、他は全てPHVの方が高評価です。特に、価格、電話予約、価格の透明性、事前の価格承認という項目では、大きな差があります。こういった差をタクシーが埋めていかないと、タクシーも生き残れないということです。