くらしの足を・・ワークショップ

――1日目15時30分～17時15分ワークショップ‐‐
前段のセミナー＆リレートークでの「三方よしのつくりかた」という課題について、ワークショップ形式で議論しました。
　参加者１５０名があらかじめ２０グループに分かれていて、グループ毎に自己紹介から始まり、議論しました。グルーピングは、行政、事業者、研究者、NPO、学生などがバランスよく配置されるように組まれていて、事務局は大変だったろうと思います。
　私のグループでは、所沢市の方、タクシー会社、岐阜のNPO、学生２名でした。所沢市のデマンド交通の話が具体的でしたので、そちらが中心な議論になりました。
　私にとって驚きだったのは、学生のうちの１人が、UBERを卒論にしようということでした。彼は、地下鉄のことをテーマにしようと思いアメリカに行ったそうですが、そこでUBERに感銘を受けてそれをテーマにしようと思ったそうです。アメリカでのヒアリングで、タクシーに比べてUBERが市民の足に台頭している様や、月収５０万円にもなるという新たなサービスに感動したとか。日本では、何故広まっていかないのか、それをテーマにしたいということでした。
　なんて答えていいやら難しかったのですが、こういう若者がいるということがわかったことがとても収穫でした。全国の多くのタクシー事業者は、恐らくこんな人には出会わないだろうし、時代がどう動いているか実感していないだろうなあと思いながら。