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土木学会報告その6

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土木学会報告その6
6.公共交通として位置づけられたタクシー事業の活性化に向けた課題(加藤・名古屋大学准教授)
 タクシー事業活性化のためにどのうような方策がありうるかを論じたものです。主な提言を抜き出してみました。
・タクシー協議会では、活性化の検討・実施が重要であり、そのために自治体や住民に対してタクシーの公共交通としての必要性を訴えかけるとともに、具体的になにができるのかを積極的に提案し、また意見を聞いて活かそうとする態度が求められる。
・協議会会長のリーダーシップが重要であり、公共交通政策としてタクシー活性化を推進する必要性についてよく理解した上で、メンバーに対し意識共有を図り、協働して計画を検討し策定・実施していくという流れを出すことが求められる。
・地域公共交通会議とタクシー協議会が密接に連携することが重要である。
・公定幅運賃で、事業者間の付加価値は接客によるところとなる。
・子育てタクシーなどのような取組みに対して、公定幅運賃では追加料金を徴収することが困難で、採算確保上障害になっている面もある。
・高額なタクシーを安価にするには、高齢者・障害者等を対象にした運賃助成は有効である。
・オンデマンド交通の前に一般タクシーを利用する方法を検討することがまず重要である。
・地域公共交通会議をうまく活用し、地域にあった効率性の高いシステムを導入することが望まれる。
・ICTの活用やスマホ配車の活用で、効率化される可能性。
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