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地域公共交通のあり方を考えるシンポジウム2013in九州

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地域公共交通のあり方を考えるシンポジウム2013in九州

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今日は、「地域公共交通のあり方を考えるシンポジウム2013in九州」が博多で開催され、出席しました。九州各地から、運輸局関連、自治体、事業者、コンサルなるなど、3百数十名が会場を埋め尽くし、関心の高さが伺えました。
 最初の講演が、今年度大臣表彰を獲得した「八女市予約型乗合タクシー」。平成22年に2町2村が八女市に編入合併し、コミバスなどを全廃してデマンド型の乗合タクシーを開始したものです。当初の計画を上回る利用者数を得て、利用者向けアンケートで8割の人が「便利になった」と評価したことなどが、表彰に結び付いたのだと思います。星野村、矢部村など11のエリアにジャンボタクシーを1台ずつ配車して、エリア内のみ1回300円の料金で利用するようになっています。星野村などが豪雨で大きな被害を受けたことは記憶に新しいのですが、その時も懸命にう回路を探して休むことなく運行したというのは、なかなかの美談でした。
 運行経費は、ひとりあたり運賃が300円で、960円程が市の負担というのですから、24%程度の収支率ということになります。事業者目線で考えると、1日9時間の配車で、5人体制というのは贅沢なような気がしました。どこかのタクシー会社が受けてしまえば済むような気がします。そのあたりは、行政が進めることの弊害かなあと感じました。でも、一生懸命されていることに敬意は表さないといけないと思います。
 乗合タクシーを成功させるには、北九州で言えば光タクシーさんみたいな会社がコンサルで入って運用したら、きっと費用が半分で済むのではないかと思いますね。

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