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東京のタクシー市場に黒船来航

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東京のタクシー市場に黒船来航
特措法改正案が公布され、1月末の施行を待つ東京。その東京に、こっそりと黒船が上陸しました。その名は、「Secret Uber」。
 世界の22カ国で展開している「Uber」は、スマートフォンアプリでタクシー(ハイヤー)を依頼し、そのままスマホで決済するというサービスを提供しています。11月14日、東京の六本木エリアというごく限られた地域で、タクシーリムジンサービスをスタートさせました。運送事業というよりは、顧客とのマッチング事業といってもいいでしょう。
 ホームページによると、料金は、基本料金が100円、1kmごとに300円、1分ごとに65円と記載されています。東京のタクシー料金は、初乗り2キロ710円、288m90円、105秒90円(1km312円、1分51円)なので、微妙な違いですが高いとは言えません。ただ、提供する車両はハイヤークラスの上級な車両のようです。何故こんな運賃ができるかというのは、旅行業を取得したからだと思います。
 現在六本木エリアで約10台がテスト走行をしている、という報道もありました。Uber自身がタクシーの許可を得ているようではなく、提携会社を探しているようです。現在は、東京エムケイが提携しているという噂ですが、あまりニュースになっていないというのも不思議なところです。今後、提携先を広げていこうとするのでしょうが、東京の業界が1枚岩で対抗できるかがポイントになるでしょう。
 特に、特措法で仮に東京が特定地域になったとしても、ハイヤーが減車対象から外れ、運賃も外れるとなると、ハイヤーのタクシー的利用がぐっと伸びていく恐れがあります。
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