TOP > 会議研修会 > チームネクストin 多治見

メディア

チームネクストin 多治見

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
チームネクストin 多治見

20130713-081447.jpg


タクシー産業の未来を切り開き、新しい発展を目指す「チームネクスト」の4回目のセミナーが多治見でありました。
20130713-081524.jpg
(多治見と言えば、熊谷と並ぶ暑い町で有名です)
 今回のテーマは「新しい市場としての乗合タクシー」。
 最初の講師は、岐阜県多治見市のコミュニティタクシーの岩村社長。いつも元気で、前向きで、お話もおもしろい社長です。平成15年に多くの出資者を集めてタクシー会社を興し、その後貸切バスや乗合バスに取組んでこられました。当初は、旧態依然としたタクシー業界に乗り込んで、“みんなの足”になるようなタクシーを目指して新しい取り組みをしてきましたが、タクシーだけでは事業拡大も限界があったようです。乗合バス事業は、高齢者や孤立団地の住民の足を確保しようと、行政に積極的に働きかけて、2箇所の地域で行っています。私の地域でも、十分参考になるようなお話で、帰ってから検討しようと思いました。
20130713-081631.jpg
(コミュニティタクシーの古虎渓よぶくるバスの「ミーティングポイント」。バス停という名称は使えないのだそうです。)
 2番目は、小牧市のあおい交通の松浦社長。創立56年のタクシー会社で、タクシー二十数台というから弊社と変わらない規模ですが、ここ十年の間にコミュニティバスなどのバス事業を拡大し、今ではタクシーの売上が1割を切るというからすごいと思いました。最初は、大学からのバス運行のきっかけから、桃花台ニュータウンと春日井駅間会員制バスを運行したのが始まりのようです。その後、名古屋中部空港の開設で、大手が撤退した後の小牧空港への乗合バスが当たったり、5箇所くらいの地域でコミュニティバスを受託したりして、急速なスピードでバスを増やして、現在70台にもなっています。話の中でのポイントは、どの事業も腹をくくってやり遂げたところでしょう。桃花台と小牧駅間のピーチライナーというモノレールが撤退したあとの乗合バスとして、大手が受けなかったものを、数億円を投じて受けた点は勇気がいるものだと思いました。
 全国には、優秀なタクシー会社ってあるものですね。次回は、なんと北九州で弊社が話すことになっていますが、こんな話を聞いた後では恥ずかしい限りです。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加