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「持続可能な交通」その1

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「持続可能な交通」その1

買い物トリップ(買い物のために出かけること)の一人あたりの平均エネルギー消費が、ここ30年で6倍にもなっている。要するに、昔は歩いて近くの商店に行っていたものが、最近はわざわざ車で離れたスーパーに行ったりしてるから、ガソリンなどのエネルギーを多く消費しているのです。
 以前、大型ショッピングセンターができることで、結局損をしているのではないかと述べました。多少安く買えるようにはなったが、働いてる人の殆んどはパートになって給料が減っている。得をしたのはショッピングセンターの経営者だけではないかという意見です。
 さらに、このエネルギー消費も馬鹿にならないのです。車のないときはゼロだったガソリン代が、今は各家庭でいくらかかっているでしょう?多少商品が安くなっても、結局損をしていませんか?おまけに、運動をしないから身体まで悪くなって。
 「持続可能な交通」とは、環境面、経済面、社会面から考えて、どういった交通体系が望ましいのを考慮した交通です。福祉や教育などとは違って地球規模の課題でもある大事な問題なのですが、残念ながら選挙の争点にもならないものです。せめて、このブログで、シリーズで取り上げたいと思います。

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ストラスブールのLRT(トラム)
※フランスでは、大気汚染に関する法律で、汚染がひどくなった場合に濃度に応じて公共交通料金値下げや各種自動車規制を行うことも決められている。

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