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YOKAROバスの行方は?

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YOKAROバスの行方は?
このブログで何回か取り上げているYOKAROバスが、いろいろと揺れいています。
 2014年1月バス事業以外の事業の失敗により私的整理により経営再建を目指すというところまでは以前書きました。その後、7月には、年会費を5千円から7千円に値上げしています。さらに、10月2日からは高千穂線を無期限休止、10月11日より残る路線も平戸線を除く6路線をおよそ3ヶ月間の予定で休止しました。運休の理由は、資金繰りの悪化とそれに伴う運転手の人員確保が困難となったためだということです。
 その上、YOKARO応援団ということで、会社として募金の募集も始めました。ここまでになると、この会員制度が破たんしているとしか読み取れないような気がします。
 会員数は、ウィキペディアによると一時は7万人を突破したと書いてありますが、募金募集の文章には、3万2千人と書いてあります。会費の値上げで会員が減少したのかもしれません。当初の会費が4千円だったので、
 4千円×7万人=2億8千万円
現在は、
 7千円×3.2万人=2億2400万円
ということで、正確にはわかりませんが、会費の値上げで総収入が減少したのかもしれません。こう考えると、会費ビジネスは、その会費の設定をどうするかがポイントになって、値上げをせざるを得ない段階で、もう成り立っていないと考えるべきなのかもしれません。
 会費の値段を横軸に、会員数を縦軸にグラフを作ると、右下がりの線になると思われますが、どこかで傾きが急になるとすれば、適正な会費があったのかもしれません。
 YOKAROバスのビジネスについては、誰か専門家に分析して欲しいものです。
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