TOP > 都市交通 > 記号化標識

メディア

記号化標識

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
記号化標識
20100510-160915.jpg
“記号化標識”というのをご存知でしょうか?交通工学研究会の今月号の会報のテーマが、標識・サインであり、その中に記号化標識の取組みが紹介されていました。
 記号化標識とは、道案内をわかりやすくするため、主要交差点にその目印としてアルファベット1文字を付す案内システムです。高知市内30交差点に実地展開され、2008年度より本格運用されています。日本には(京都などを除いて)通り名式住居表示がないため、ドライバーへ「どこを曲がれ」と案内する際、代わりに交差点名やランドマークを用いる事が多いのです。しかしその交差点が見つけにくい場合があり、間違い、事故、渋滞の要因となっています。付されるアルファベットは地図データにも記載され、ナビ、案内標識、紙地図等の右左折案内時に、交差点の目印として「Rを右折」と利用する事で、ドライバーが覚えやすく、見つけやすい案内が実現します。
 これはなかなかいい試みだと思いました。当社はタクシー会社なので、ときどき道を聞かれますが、「5つめの信号を右」というとわかりにくいので、「Hの信号を右」と言えればわかりやすいと思います。しかも、アルファベット1文字になると、遠くからでもよく認識できるそうです。
 最近は、「案内学」という研究をしている方もいるらしく、何気なく見ている案内板も研究の余地がありそうです。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加