TOP > 政策論 > 時代はタクシーサイズ!時代はタクシーサイズ!

メディア

時代はタクシーサイズ!時代はタクシーサイズ!

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
時代はタクシーサイズ!時代はタクシーサイズ!
東京交通新聞の座談会のページに、“時代はタクシーサイズになってきた”という言葉があり、これは的を得たおもしろい表現だと感心しました。
 発言した丁野さんという方は、その理由として、
1)他の公共交通が真似できないフレキシブルさがあること
2)家族旅行や高齢者対応などのパーソナル化
3)タクシーは情報装置である
という3つをあげています。
 かつてのビジョン委員会で、タクシーが“総合生活移動産業”になるべきだと結論づけたのも、まさにタクシーサイズの時代だからです。
 ここまでタクシーのあるべき姿が見えていて、タクシーは何故変われないのでしょう?
1)フレキシブルさはあるのだが、制度的にフレキシブルさを作れていない。少人数を乗合で送っていこうと思っても、タクシーでは乗合ができない。バス停から降りたお客様が、後はタクシーで自宅に帰ろうと思っても、バスとの連携が取れていない。バス停の近くにタクシー乗り場を作ろうとしない(特に警察に抵抗がある)。
2)家族での旅行にタクシーで行こうと思っても、通常のメーター運賃では高すぎる。旅行などに対応した運賃を作ろうとしても、ハードルが高すぎる。
3)緊急時の対応などに使おうというアピールが弱い
などなど、超えるべきものがたくさんありそうです。
 それでも、頑張って乗り越えようとする事業者の声を、運輸当局にはぜひ聞いて欲しいものです。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加