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認定介護福祉士と資格の高度化

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認定介護福祉士と資格の高度化
介護福祉士の上位資格として導入が検討されている認定介護福祉士(仮称)の研修制度や資格認定制度について検討している日本介護福祉士会の「認定介護福祉士(仮称)の在り方に関する検討会」は10日、中間まとめを公表しました。認定介護福祉士の養成カリキュラムの研修時間を、400時間から500時間までの間で設定することなどが盛り込まれています。
 同検討会は、昨年1月に取りまとめられた厚生労働省の「今後の介護人材養成の在り方に関する検討会」の報告書で、介護福祉士資格を取得した後のステップアップとして認定介護福祉士の創設が提言されたことを受け、設置されたものです。
 認定介護福祉士に期待される具体的な実践力としては、「認知症のBPSD(周辺症状)の軽減」や「障害特性に応じた介護の提供」「心理的ケアや終末期ケアの実践」「科学的根拠や指標に基づく介護の根拠の説明・指導」「介護の根拠を言語化して医療職やケアマネジャーらの他職種に説明できるとともに、各種の専門的知識をもって他職種と連携・協働できる」などが挙げられています。
 介護職の資格としては、最初はホームヘルパー1級、2級、3級でしたが、すでに3級の役割は終え、介護福祉士や介護職員基礎研修などと高度化しています。そして、今回の認定介護福祉士が加わるということです。
 他の資格を考えてみると、司法書士の中でも、認定司法書士という制度ができて、簡易裁判所において取り扱うことができる民事事件等について,代理 業務を行うことができるようになりました。
 社労士でも、特定社会保険労務士ができて、労使間における労働関係 の紛争において、裁判外紛争解決手続制度に則った代理業務に従事することができるようになりました。
 資格がどんどん高度化していきますが、タクシーの2種免許だけは50数年変わっていませんね。2種免許は警察の管轄ですが、どちらかというと国交省の怠慢だと思いますね。「認定タクシー運転士」とか、どうでしょうか?
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