AIJ問題の根本原因は
AIJ投資顧問が資産の大半を消失させた問題で、厚労省が各年金基金毎の委託資産残高を公表しています。
タクシー業界では、北海道乗用自動車厚生年金基金(以下厚生年金基金を省略)、名古屋乗用自動車(11億円程度)があがっています。福岡県内では、福岡県エルピーガス(朝日新聞では)30億円(資産の約40%)、福岡佐賀県トラックが(ネット情報では)40億円(資産の30%)、福岡県食品産業(朝日新聞では)11.7億円(資産の約16%)などと、大きな被害を被っているようです。
今日のニュースでは、「旧社会保険庁(現日本年金機構)幹部23人の厚生年金基金への再就職が判明したが、ノンキャリアを含めると05年当時、全国約500の厚生年金基金に600人以上の同庁OBが天下っていたことが、毎日新聞の入手した資料で分かった。その約7割は資産運用の責任者を務める常務理事だった。」と報じられていました。
AIJがきっかけになって、基金の問題点がいろいろと出てきましたが、全ては「わかっていたこと」と言いたい。当社が加入している福岡県乗用自動車も、かつては天下り常務理事がいて、何もせずに給料と退職金だけもらって去っていきました。その空白の数十年間が今日の結果を導いているといっても過言ではありません。
最近はいろんなコメンテーターがこの件について述べていますが、ほとんどのコメンテーターが基金の本質を理解しているとは感じられません。この年金基金の問題は、かつて紹介した宮原氏の本に集約されているとおりで、ここで繰り返すのはやめますが、かつての厚労省のおかした大きな間違いの制度だと言えます。AIJの問題の根本原因は、全て基金制度そのものにあるのです。
タクシー業界では、北海道乗用自動車厚生年金基金(以下厚生年金基金を省略)、名古屋乗用自動車(11億円程度)があがっています。福岡県内では、福岡県エルピーガス(朝日新聞では)30億円(資産の約40%)、福岡佐賀県トラックが(ネット情報では)40億円(資産の30%)、福岡県食品産業(朝日新聞では)11.7億円(資産の約16%)などと、大きな被害を被っているようです。
今日のニュースでは、「旧社会保険庁(現日本年金機構)幹部23人の厚生年金基金への再就職が判明したが、ノンキャリアを含めると05年当時、全国約500の厚生年金基金に600人以上の同庁OBが天下っていたことが、毎日新聞の入手した資料で分かった。その約7割は資産運用の責任者を務める常務理事だった。」と報じられていました。
AIJがきっかけになって、基金の問題点がいろいろと出てきましたが、全ては「わかっていたこと」と言いたい。当社が加入している福岡県乗用自動車も、かつては天下り常務理事がいて、何もせずに給料と退職金だけもらって去っていきました。その空白の数十年間が今日の結果を導いているといっても過言ではありません。
最近はいろんなコメンテーターがこの件について述べていますが、ほとんどのコメンテーターが基金の本質を理解しているとは感じられません。この年金基金の問題は、かつて紹介した宮原氏の本に集約されているとおりで、ここで繰り返すのはやめますが、かつての厚労省のおかした大きな間違いの制度だと言えます。AIJの問題の根本原因は、全て基金制度そのものにあるのです。