北九州都市高速1区間100円実験の結果より

北九州都市高速での1区間100円実験期間が終わり、今は200円の実験に入っていますが、ホームページに100円期間中の利用台数の推移が示されています。
1区間と特定できる出入口として、篠崎南出口の利用台数の推移が示されています。篠崎南出口は、小倉東IC,長野、横代、若園、北方のどこから入っても最初の出口になるので、実験前との比較がしやすいからです。
推移を見ると、実験前が332台/日だったのが、実験が進むにつれて上昇し、897台/日まで増加しています。ただ、これだけで損得を考えると、値段が5分の1ですから損になります。このことで、全体的な利用がどれくらい伸びたかで判断されることになると思います。
今月の200円の実績も数日分表示されていて、715台/日と好調ですが、これはもしかしたら100円の影響を残していて、今後落ちてくるかもしれません。もし、200円でも2倍以上の利用回数増の結果になれば、私なら実験後200円の選択をするでしょう。
やはり、5分の1というのはちょっと厳しいかもしれません。値段を安くすれば、利用者は当然増えるのですが、特に交通の場合は下げたほど利用者は増えるものではないようです。運営側と利用者側の両方の利益を考えた場合に、どこかにちょうどいい点があるのだと思います。