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独立行政法人NASVAの高価な評価事業

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独立行政法人NASVAの高価な評価事業
タクシー会社への監査基準が厳しくなっていく昨今、運輸当局からの監査が入る前に、その会社の書類等をチェックしアドバイスするようなコンサルタント業務を請け負ったらどうかと考えたことがあります。接客の指導などと共に、恐らくニーズがあるビジネスだと思います。
 もちろん空想ですが、「値段をどれくらいにしたものか」と考えたときに、1日3万か、5万か、それ以上だと頼む方が難しいかな・・などと考えたりもしました。
 先日、NASVA(自動車事故対策機構)から「運輸安全マネジメント評価開始のご案内」という文書が送られてきました。
 その文書には「NASVAの評価を受けた事業者の皆様は、その評価結果が国土交通省に報告され国土交通省の評価と同等に扱われ、評価の内容によっては監査周知が延伸されるメリットがあります。」と書かれています。国の天下りの独立行政法人だけが、こんな特権をぶら下げて「おどし」をかけるような評価っておかしくないでしょうか?
しかも、その料金が18万円+交通費という高い値段です。このデフレの世の中と逆行する感覚というのは何故なのでしょう?
 NASVAは、運行管理者に対しての定期的な講習も行っていて、講習会は(以前も書きましたが)3人掛けの狭い空間に押し込まれる最悪の状態で、その割には高い講習料金を設定しています。民間だったら、いろんな面で改善できるものですが、その特権は江戸時代に戻るようなものだと思います。
 これこそ、事業仕分けにかかって欲しかった事業です。
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