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交通基本法の行方は?

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交通基本法の行方は?
民主党が、過去に2回法案を提出して廃案になった「交通基本法」の行方が気になります。政権を取ったら、今度は実現できる環境が整うわけだから、再度提出するのでしょうか?
 「交通基本法」の中身を見てみましょう。
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第1条(目的)この法律は、交通が、人の移動及び貨物流通として国民の諸活動の基礎であるとともに環境に多大な影響を及ぼすおそれがあることにかんがみ、移動に関する権利を明確にし、及び交通についての基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業者及び国民の交通についての基本理念に係る責務を明らかにすると共に、交通に関する施策の基本となる事項を定めることにより、交通に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって国民の健康で文化的な生活の確保及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
第2条(移動に関する権利)すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な移動を保障される権利を有する。
2何人も、公共の福祉に反しない限り、移動の自由を有する。
第20条(運賃又は料金の負担の軽減)国は、交通施設及び輸送サービスを利用する者の立場に立って運賃又は料金の負担の軽減を図るため、交通施設及び輸送サービスの質を確保しつつ、交通施設の整備及び輸送サービスの提供に要する費用の縮減、公共交通機関に対する助成その他必要な措置を講ずるものとする。
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まさに私が求めようとしていることが書いてあります。以前は、与党より「交通権の訴訟になったら莫大な費用がかかる恐れがある」ということで、反対にあったということです。いくらでも財源がありそうな民主党には、是非この法案を再度検討して欲しいと願っています。
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