手向山
北九州人として一度は見てみたいと思っていた「宮本武蔵の碑」(小倉碑文とも言うようです)。手向山に行ってみました。
車で上がっていくと、折り返しのようなカーブになっている所が、バスの切り替えしの広場になっていて、そこに「火力発電所の跡」があります。上に砲台跡がありますが、探照灯の電気を発電する旧陸軍の火力発電施設跡です。
さらに上がっていくと、駐車場があって「砲台跡」があります。
砲台は六つあったようですが、それとセットで倉庫がありますが、入り口はずべて塞がれています。
駐車場に車を停めて、少し上がっていくと、「宮本武蔵の碑」があります。
近くに寄ってみると、「兵法天下無双(雙)」という表題で、宮本武蔵の武勇伝が書かれています。
そのさらに先に行くと、「小次郎の碑」があります。これは昭和26年ですから、比較的新しく、小説「佐々木小次郎」の記念碑だということです。
手向山の景色はなかなか素晴らしく、かなり広範囲に見渡せます。手向山と言ったら、わたしはどちらかというと、奈良の手向山を思い出します。
小倉百人一首(こくらではありませんよ)の次の句、
~このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神の随に~
(菅原道真が手向山(奈良県)に行ったとき供え物を持参しなかったので,代わりにこの紅葉を受取ってくれと神様に言う歌)
大宰府の菅原道真といい、手向山といい、何となく北九州の手向山と繋がりがあるように思いめぐらしました。