タクシー協会のあり方

｢タクシー協会のあり方｣はどうあるべきか？ときどきわからなくなります。
　言い換えると、タクシー協会は誰のために業務を行なうべきなのか？
１、公益性を考えると一般市民（顧客）のための業務をするべき。
２、運輸局のための業務
３、会費を払っている会員のための業務
大きく分けて上記の３つがあります。協会の運営に関わっていると、会員であるタクシー会社からは｢会費を払っているのに何もしてくれない｣とときどき言われます。しかし、法を守ることを前提で考えると、必ずしも会員の言うことも聞けないこともあります。
　例えば、駐車問題。協会として法を守る意味で違法駐車するタクシーを徹底的に排除しようとすると、｢何で会費を払っている会員が協会にそこまでやられなければならないのか｣という不満が出る。むしろ協会に入っていない方がよくなるのでは意味がなくなってしまいます。
　お客様のことを考える、あるいは法を守るためには、会員に厳しく接しなければならないこともあります。そうやって会員を指導し会員のレベルが上がることによって協会の地位が向上し、ひいてはタクシーを利用するお客様が増えていく、という構図が理想です。そう考える経営者ばかりではない点が厳しいところです。