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胃ろうアパート

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胃ろうアパート
昨日の朝日新聞の社説に「胃ろうアパート」のことが書いてありました。
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「食事が必要な方は入居できません」。パンフレットにこう明記した有料老人ホーム。口から食べることが難しく、胃にチューブを通した「胃ろう」の寝たきり高齢者だけが住む。
 厚生労働省は先月末、こうした施設の調査を公表した。
 判明した施設の数は4県で10カ所。ただ、現場の福祉関係者の間には「もっとたくさんあるはずだ」という声がある。 (以下省略)
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 以前、テレビでもこの種の宿泊施設のドキュメンタリー映像が流れたこともあります。寝たきりで要介護5の支給限度額が約36万円なので、それを全額使って、しかも家賃までとって「心の通わない介護をする」という施設。ひどい人間っているものだなあとつくづく思います。
 たまには外の景色でも見せたいから外へ連れて行こうとするスタッフに対して、「そんな余計なことはするな」という経営者。要介護度を改善させたら収入が減るというひどい考え方です。それでも、そんなところにしか頼れない世の中のしくみがおかしいのだろうと思います。
 利用者のためになろうと日々努力している事業者が経営的に苦しくて、何をしてでも利益を取ろうという事業者が報われるというのはどうなのでしょう?
2万円程度で貸している古いアパートで、住民が生活保護の対象になったら家賃が3万円に上がるというところがあります。生活保護では3万円程度までは支給されるので、家主が引き上げるというのです。
公的資金を狙った商売というのはいつの世も憚るのでしょうか?
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