タクシーの営業収入規模別統計と報告未提出の多さ
全国ハイタク連の資料に、全国のタクシー会社の営業収入規模別(平成20年度)統計資料が掲載されていました。全国のタクシー会社が12,786社あるようですが、年間の営業収入規模で分類したグラフです。
これを見て驚いたのは、「報告未提出事業者」が21.1%もあるという点です。タクシー会社は、営業報告書を決算から100日以内に運輸局に提出することが義務づけられています。それにも関わらず、2割もの会社が未提出というのは、出さない方が悪いのですが、出させない運輸局もどうかと思います。
以前からこんなに悪いのか気になって、5年前の平成15年度の資料を見てみました。この時は、未提出事業者の割合が、8.9%でした。5年間で2倍以上増えたことになります。
ただ、法人合計が、8,048社から12,786社まで増えているので、福祉限定の事業者まで入っているのではないかと思います。恐らく、ここ数年で開業し、1両程度で事業を行っている限定事業者に未提出の会社が多いのではないかと予想されます。
どちらにしても、この未提出をそのままにしているということは、怠慢としかいいようがないかもしれません。