万引きの被害総額は？

１２日未明に東京の警備会社から６億４千万円が盗られた事件。６億円もの大金を預っているにしては、余りにも無防備であり何とも不思議な事件です。
　このニュースの時に、テレビのコメンテーターが、「６億円は１日の万引きの被害額に相当する」という風なことを言っていたので、ちょっと調べてみました。
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東京都内の万引被害推定額が、平成１９年だけで約６７０億円に上ることが、警視庁の調査で分かった。警視庁によると、書店やスーパーなど万引が予想される都内の小売事業者の１９年の販売額は約１４兆２７００億円。ここに万引による損失率などをかけて計算すると、万引の被害推定額は約６７０億円に上る。１８年の振り込め詐欺被害額は約６０億７千万円で、約１１倍にあたる計算だ。
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　なるほど、６億円という数字の根拠は得られませんでしたが、相当な金額になることは間違いないようです。書店の万引きロス率は、１％強だという記事もありました。よく考えてみたら、タクシーのエントツ率（メーターを倒さないで乗務員が懐に入れる額）もそれくらいになるのかもしれません。仮に１％あるとすると、タクシーの全国の年間売り上げが約２兆円なので、エントツ総額は年間２００億円にもなります。
　盗難対策も大事ですが、日常の万引き対策などの管理も大事ですね