「性の介護」のテレビを見て

これまでタブーだった「障害者の性」を考えるという番組が、先日放映されていました。
NPO「ホワイトハンズ」のスタッフが、脳性まひの利用者の自宅に訪問し、「性の介護」 を行う場面から始まりました。ホワイトハンズは、介護の一環として、30分5,500円で性の介護を行っています。ゴム手袋でもって、身体介護のような流れで行うといった形です。
利用者のコメント:「過剰なストレスがなくなったので、日常生活が楽になりました。」
看護士スタッフのコメント:「死角ですね。病気を治すことだけに看護士の仕事はなってしまいましたから。性は問題外として抹殺してきました。」
愛知淑徳大学教授のコメント:「障害を持っている人たちには、“性がない”と思われたのが長い間続きました。介護福祉士やヘルパーのメニューにもない。公式な教育の場では誰も教えない。」
ホワイトハンズは、全国13都道府県で、利用者50名、ケアスタッフ15名の規模で行っているそうです。代表のコメント:「あたりまえにできるサービスとして健全化していきたい。」
一歩間違えれば誤解を受けてしまいそうですが、私もこの問題に目を背けてはいけないと思います。