たかがゴミ箱、されどゴミ箱
明日の全国労務委員会に出席するために、今日は実家に泊まろうと埼玉の秩父に移動しています。電車を待っている間、コーヒーを飲みながら、目の前のゴミ箱を眺めていました。
ゴミ箱は、3つに分別されていて、左から缶・ペットボトル、一般ゴミ、新聞・雑誌となっています。新聞・雑誌のところには、わざわざ「持ち出さないように」と注意書きが書かれています。放り口は、横に細長くしていて、手が入りにくいようにしています。さらには、新聞・雑誌のところだけに、鍵までつけてあります。しかし、15分間ほどの間で、1人のビジネスマン風の男性が中を覗き込んだ後に、慎重に手を突っ込んでスポーツ新聞を拾い上げて去っていきました。
少しすると、清掃作業員がゴミ箱の中身を回収しにきました。写真の右側の人がその作業員です。すると間もなくして、何やら同じような格好をした男性が近づいてきました。作業員が回収したカゴの中を覗き込んで、雑誌や新聞を持ち出しています。作業員の人は、それを無視するように自分の作業をして去っていきました。毎度のことなのでしょうね。
ゴミ箱を眺めていると、ゴミ箱を見てポケットの中をおもむろに調べる人、カバンからゴミを取り出して入れる人、飲みかけのペットボトルをその場で飲み干して入れる人、たかがゴミ箱ですが、それがあることによって人は何らかの反応を起こします。人の流れを少し揺るがす結果にもなります。
くだらない文章を読んでいただいて恐縮ですが、ちょっとしたものでも観察してみると、いろんな発見があるものですね。