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QRコード

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QRコード
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(読み込んでみてください)
税理士のTKC情報誌に「QRコード」の開発者が紹介されていました。
 QRとは、Quick Response(速い反応)の略で、車両の電子部品等で有名なデンソーが開発したのだそうです。もともとは、バーコードリーダーを製造していて、現場サイドから「もっと大量に使えるコードを開発して欲しい」という要望があって、開発に取り組んだとか。
 バーコードでは太い線と細い線を使って「0」と「1」を表すのに対して、白と黒で表すマトリックス型二次元コードを応用したということです。そして、このコードの一番のみそは、3つの角にある四角い「切り出しシンボル」。CCDカメラのセンサーで情報を読み取っていく場合に、1文字1文字を読んでいくことになるが、「特有のパターン」があれば、コンピューターがすぐに認識できる。それがこのシンボルだそうです。3つの四角を認識することにより、その中がデータ領域になっていることがわかる、ということです。
 もうひとつ感心したのは、開発したQRコードを独占するのではなく、むしろその規格を公開することで世間に広めたことです。デンソーは、読取装置の分野で先行することで利益を求めたのだそうです。
 タクシーの事例でも、何かを開発した会社が利益を独占しようとして、結局世の中に広まらずに消滅してしまうということがあります。商品開発後の選択も大きな決め手になるものですね。
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