ワンコインの提訴について
大阪のワンコインタクシーが、1日の最高乗務距離を250kmに制限したことを不服として、3日に訴訟を行うというニュースがありました。
以前、このブログで書きましたが、1日250kmというのは全国で一番少ない距離で、記事によると下記のように書かれています。
~同様の制限は四国を除く他地域でも設けられ、北海道280キロ▽東北270キロ▽関東270キロ▽北陸信越250キロ▽中部270キロ▽中国260キロ▽九州270キロ。近畿は北陸信越と並んで全国最短のうえ、高速道路を走った分も制限距離に含まれるのは近畿だけだ。訴状によると、こうした実情から近畿のタクシーは他地域に比べて不利益を受けていると指摘。こうした制限を設けるのは近畿運輸局の裁量を逸脱したもので違法だと訴えている。 ~
上記の解説の中で、高速道路については1回の通行で50km以上走っても50kmにみなすということで、長距離走行への配慮はしています。また、近畿だけが不利益を受けているという主張は、少し無謀なような気がします。
大阪は運賃での競争が激しい地域で、下限割れ運賃の割合で見てみると、東京が1.5%に過ぎないのに、大阪は23.9%にもなります。4分の1が下限割れ運賃であり、低運賃で長時間の労働を強いられていることになります。大阪でのタクシーの事故も増えているということですので、走行距離を制限するのは止むを得ないと思います。
1日250kmというラインは、隔日勤務での20時間程度でも走行できる環境ではありません。
裁判になれば、「何故そこまで走らなければならないか」を突き詰めることになり、却ってワンコイン側に不利になるような気もします。どんな論理を訴えていくのかは興味がありますね。
以前、このブログで書きましたが、1日250kmというのは全国で一番少ない距離で、記事によると下記のように書かれています。
~同様の制限は四国を除く他地域でも設けられ、北海道280キロ▽東北270キロ▽関東270キロ▽北陸信越250キロ▽中部270キロ▽中国260キロ▽九州270キロ。近畿は北陸信越と並んで全国最短のうえ、高速道路を走った分も制限距離に含まれるのは近畿だけだ。訴状によると、こうした実情から近畿のタクシーは他地域に比べて不利益を受けていると指摘。こうした制限を設けるのは近畿運輸局の裁量を逸脱したもので違法だと訴えている。 ~
上記の解説の中で、高速道路については1回の通行で50km以上走っても50kmにみなすということで、長距離走行への配慮はしています。また、近畿だけが不利益を受けているという主張は、少し無謀なような気がします。
大阪は運賃での競争が激しい地域で、下限割れ運賃の割合で見てみると、東京が1.5%に過ぎないのに、大阪は23.9%にもなります。4分の1が下限割れ運賃であり、低運賃で長時間の労働を強いられていることになります。大阪でのタクシーの事故も増えているということですので、走行距離を制限するのは止むを得ないと思います。
1日250kmというラインは、隔日勤務での20時間程度でも走行できる環境ではありません。
裁判になれば、「何故そこまで走らなければならないか」を突き詰めることになり、却ってワンコイン側に不利になるような気もします。どんな論理を訴えていくのかは興味がありますね。