中洲のタクシーショットガン作戦

昨日3日から、中洲のタクシーによる渋滞を解消しようと「ショットガン作戦」が開始されましたので、早速行ってきました。これは、近くのパチンコ店の立体駐車場にタクシーを待機させ、中洲内のタクシー乗り場に順次回そうというものです。タクシー乗り場は、中洲の中だけにして、国体道路などのメインの道路での乗車は一切禁止するというものです(以前から禁止でしたが)。パチンコ店が終わる頃の夜10時から深夜2時までで、3週間実験的に行うものです。夜の9時半くらいに、中洲交番前にタクシー協会のスタッフや警備員が集合しました。

スタート(10時)前の中洲は、写真のように、タクシーもいなくてがらんとした状態です。

一方、パチンコ店の駐車場には、ぞくぞくとタクシーが入っていきます。400台くらい収容できるということです。

それを撮影するテレビカメラの列。

駐車場は10階くらいまでありますが、途中階では進行方向に向かって、2列で整然と並んでいます。

駐車場の先頭車両と打ち合わせするスタッフ。

無線でやり取りをして、タクシーに行き先を指示する。

スタートするタクシーを撮影するカメラ。

ショットガン以外のタクシーと区別するために、「回送」表示で乗り場に向かうタクシー。
初日でしたので、乗り場のタクシーが間に合わなくなったり、他のタクシーが紛れ込んだり、乗車できないメインの通りで客が乗り込んだり、などといろんな問題はあったようです。しかし、メイン通りの渋滞解消には、かなり効果はあったと思います。ただ、それがショットガンの効果なのか、ただ単に取締りのスタッフや警官が多かったからなのかは、今後の状況次第かもしれません。
テレビでも運転手が言ってましたが、「1時間待って千円じゃあ時給400円しかない」という現実も無視できません。結局タクシーが多すぎるという結論にしかならないのかもしれません。
本来は、タクシー会社は営業所の近辺だけを自分の領域にすべきであり、そこで商売ができないのなら減らすなりしなくてはならないのだと思います。夜になって、繁華街に集中するからこんなことになるのでしょう。
また、タクシー乗り場は「お客様が乗りたいところ」に作るべきで、国体道路を切り欠いても乗り場を作るべきだと思います。この点になると警察は譲らないと思いますが、人の流れというのは止められなくて、街を改良していくことも考えなくてはならないと思います。
今回の一番の感想は、駐車場に入っていくタクシーを見ていて、何となく悲しくなりました。何でそんなことまでしないといけないのでしょうか?誰が悪いのでしょうか?国交省?経営者?乗務員?悲しいことだけが現実です。