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タクシードライバー物語の観劇

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タクシードライバー物語の観劇

東京での最後の用事が、「NPO現代座公演・タクシードライバー物語Ⅲ」の観劇です。日頃お世話になっている業界紙の方が脚本を書いた劇で、せっかくのお誘いを受けたもので、見に行った次第です。
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 「現代座」という所は、JR中央線の東小金井と武蔵小金井の中間くらいのところにあります。
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 3階建てくらいのビル全体が、劇を公演するNPO団体のもので、この公演は地下1階のホールでありました。よくこんなビルを所有しているものだと思いましたが、劇団員が以前は100名ほどいて、いろいろとお金を集め、さらに借金して建て、今では返済も済んだそうです。
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 今回のタクシードライバー物語の題名は、「ここは幸せゼロ番地」です。ゼロ番地とは、タクシーの隠語で“火葬場”のことを意味します。
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 劇の内容は、厳しい経営状況下での小さなタクシー会社が舞台で、昔気質のドライバー厳さんと、同僚のドライバー、先代社長の急死で後を継いだ若社長、その姉などを取り巻く人間模様です。厳さんは先代社長の「安全第一、一歩一歩」という信念を頑なに守り、車両の清掃や安全運転にも譲れない。「一方通行を逆に入れと言われて降ろした」という主張に、若社長は顧客優先と対立する。若社長は、コスプレタクシーや(レベルに応じた)車両の色分けなど、新しいことをしようとするが、なかなか受け入れられない。乗務が終わったあとの乗務員同士の雑談や朝礼の模様など、タクシーの特徴をよく表していました。なかなかよくできた劇だと思いました。
 劇の後に、役者の方とも話しましたが、主役の厳さんは、なんと現役のドライバーでした。役者だけでは生活が厳しいので、月に8勤務くらい乗務しているそうです。
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 その後の宴席では、つくば観光の方にも大変お世話になりました。いくところどころで、いろんな方にお世話になってばかりで、大変ありがたいことです。

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