サンタクロースからの手紙

安川電機の利島社長が｢在北九州フィンランド共和国領事｣に就任されたのをお祝いするパーティーが、西日本工業倶楽部でありました。案内状を頂いたときは、｢フィンランド？僕はちょっと場違いじゃないか？｣と思いながら出欠の返事に悩んでいましたが、お祝い事をお断りするのもどうかと思い出席することにしました。

　最初に駐日フィンランド共和国大使の記念講演がありました。大使の講演は資料も話も英語で始まって、｢これは疲れるなあ｣と思って聞いていたら、後で通訳の説明がありました。講演の内容は、主にフィンランドの教育のことでした。そう言えば、フィンランドは学力レベルが一番高いので有名です。特徴的なのは、教師はみんな修士課程を出ていてレベルが高く、少人数教育で、できない子とできる子の差が少ないように教育するということです。しかも、学習時間は長くはありません。学習時間が足りないとして、しかも学力格差を助長するような日本の方向性と全く逆で、見習うべき点が多いと思いました。

　西日本工業倶楽部は、いつ見てもすばらしい建物ですね。こんなところで暮らせたら、リッチな気分で優雅に過ごせそうな気がしますが、私など場違いで早く逃げ出したい気分です。

　料理も品が良く並ばれていました。ガツガツ食べる訳にはいかないので、少しずつ召し上がりました。
　お土産は、｢サンタクロースからの手紙｣。さて、誰に届けていただこうか・・・