TOP > 会議研修会 > 岡垣町地域公共交通協議会にて

メディア

岡垣町地域公共交通協議会にて

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
岡垣町地域公共交通協議会にて
昨日10時から、「岡垣町地域公共交通協議会」があり、タクシー協会の代表として出席しました。
 内容は、事業計画案、予算案、コミュニティバスのダイヤ改正等でしたが、「その他」で西鉄バス波津線の減便の話が出て、議論になりました。
 この会議の5日前に西鉄バスから岡垣町に話がきたということで、それに対していくつか質問を投げかけている段階だということで、協議事項ではなく「その他」になったということでした。波津線は、年間16百万円の赤字が出ていて、町から8百万円の補助を出しているが、それでも赤字だということです。4台のバスを現在は6名の運転手で運行しているが、それを5名にして経費を圧縮し、3月21日頃から16%程度減便するという説明でした。
 町の担当者からの言い分としては、運賃格差是正(コミバスと路線バスの運賃を均一化)当初から、西鉄バスと協議して補助をしてきたのに、何で今頃言うのかという感じです。それも、2か月前という急な話で、一方的な報告という話のようでした。
 協議会では、民間バスのダイヤ変更も協議の対象であるべきという意見が出て、もっともだと思いました。私は静観のつもりでしたが、「名古屋小牧空港でも、大手の路線バスが撤退したあとをタクシー会社が復活させた事例がある」と、意見を述べました。今までは、大手バス会社が独占的に路線バスを運行していて、言わば言いなりに撤退・減便が行われてきました。これからは、タクシー事業者等、他の事業者も路線バスに参入できるような規制緩和が必要だと思います。他の事業者が行えば成り立つようになるということも十分考えられるからです。
 岡垣町の第3次公共交通体系整備計画では、新たに「公共交通機関の一つであるタクシーの役割等を再考し、交通資源としての活用を検討する」という項目が追加され、うれしく思いました。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加