TOP > 政策論 > 新しいタクシーのあり方・・なんて

メディア

新しいタクシーのあり方・・なんて

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
新しいタクシーのあり方・・なんて
国交省では、23日付で「新しいタクシーのあり方検討会」を設置し、28日に第1回会合を開催すると発表しました。
 開催趣旨文には、次のように書かれています。
 「依然として厳しい経営環境が続く中、事業者が主体となり、人材 確保・育成策等を含めて事業活性化に積極的に取り組み、現下の課題や利用者ニーズの多様化 に的確に対応することが必要となっています。 また、タクシー特措法が改正法施行後1年を迎えることから、衆参両院の附帯決議等を踏まえ、施行状況やその効果についてフォローアップを行い、運用の改善等について検討していく 必要があります。」
 この時期に何を議論するのか、この趣旨文だけではよくわかりません。気になるのは、委員のメンバーを拝見すると、従来型の審議会メンバーや東京中心の構成であり、ここで何かが生まれるとは期待できないような印象です。
 このような偉い方々で、本当にタクシーや足を必要としている「利用者のニーズ」がわかっているとは思えません。1,000台規模のタクシー会社がどうやって継続できるかを議論するのでしょうか?骨抜きになってしまった特措法にどう言い訳するかを考えるのでしょうか?
 委員の一人ひとりが、独自の活性化策を文章で提出するくらいのメンバーを揃えないと、何も変わっていかないと思います。
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加