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ドイツのカ―シェアリング

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ドイツのカ―シェアリング

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昨日は、北九州商工会議所の都市問題委員会において、北九州市立大学の内田教授の講演がありました。内田先生は、8月末まで1年半ほどドイツのリューネブルクという都市に行かれていまして、「ドイツの賑わいある都市空間とモビリティ」という題でお話をされました。
 主にはカ―シェアリングのお話で、貸出場所にもどって返却する“ステーションベース型”と市内のどこでも空いている場所に返却できる“フリーフロート型”があることを詳しく説明されました。近年では、フリーフロート型が急速に伸びていて、PCやスマホで空車が確認できて近くの車両を借りることができるとのことでした。
 料金シミュレーションの結果では、フリーフロー型の方が高めですが、目的地までの片道利用で済むことを考えると、安いと言えるのかもしれません。タクシー料金との比較では、5kmの利用で、タクシーが約12.4ユーロに対して、フリーフロート型で4ユーロ程度と3分の1程度になります。タクシーは運転手代が大半なので、レンタカーと比較すると大差がでるのは止むを得ないと思います。
 ベルリンでは、フリーフロート型のカ―シェア車両が2千台にもなっているとのこと。ニューヨークやロサンゼルスなどにも増えている現実を見ると、いずれ日本でも急速に普及してくる時期がくるのかもしれません。

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