チームネクストin中野二日目

2日目は、寺前先生がコーディネートして、タクシー事業者４名によるパネルディスカッションでした。テーマは、一つは、Uberなどのスマホ配車やIT化について。Uberについては、20%もの手数料が必要ということで、ただでさえ厳しい労働環境の中で成り立って行くのかという疑問の声がありました。ただ、乗務員に対する評価など、顧客のニーズは捉えており、業界も学ぶべきだという意見もありました。IT化については、タクシーがあまりにもデータの価値に無頓着だったことを反省すべきだということと、配車等のデータから需要分析を行い供給とマッチングさせるような動きも紹介されました。旅行会社の下請けになっってしまったり、Uberの傘下に入らなくてすむように、しっかりと自力をつけていくことが必要との共通認識に立ちました。
二つ目は、地方分権の流れに対して。十分な知識を持たない行政が、あらぬ方向に行ってしまった場合にどうするか？協議会でも、業界のことや交通政策のことをしっかりと説明していく必要があるとの意見がありました。
国に対する要望事項として、乗用、貸切、乗合という垣根は撤廃して欲しい。あるいは、乗用の許可を持っている事業者が乗合に参入するハードルを下げる。ジャンボタクシーの営業区域の拡大をして欲しい、などといった意見がありました。
その他、会場からも、たくさんの質問や意見が出てきて、かなり盛り上がったディスカッションができたと思います。