茨城空港から国内便撤退？

今年の3月に、自衛隊との共用飛行場として開港した茨城空港。国内線の唯一の定期便であるスカイマークが２４日、神戸便（１日１往復）を今年８月末で運休すると発表しました。残る定期便は韓国アシアナ航空のソウル便のみになります。
　スカイマークによると、茨城空港は航空自衛隊百里基地との共用飛行場で、民間便のダイヤより自衛隊のイベントなどが優先されるため、増便もできず、黒字を確保できないとして運休を判断したという。百里基地航空祭（７月２５日）に絡みダイヤ変更を求められたことが、そのきっかけになっているようです。
茨城空港に３月の開港時から就航している韓国・アシアナ航空のソウル便は、4月の搭乗率が６４％、５月が５５％でした。
　また、スカイマーク神戸便の搭乗率は、４月７８％、５月７６％で、同社は「多くの方にご利用いただいた。このまま続けていきたい」とコメントしたばかりです。余程、自衛隊からの変更依頼が頭にきたのでしょう。
　これで、茨城空港も、「共用」から自衛隊「専用」空港になってしまいそうです。でも、そうなったら、写真のような空港ビルが全く無駄な設備になってしまいそうです。