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Dual Mode Vehicle

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Dual Mode Vehicle

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昨日は水陸両用車についての紹介をしましたので、ついでに「バスと電車の両用車」を紹介しましょう。
電車のレールの上と道路を走行できる車を「デュアル・モード・ビークル(DMV)」と呼んでます。Dual(2重の)という意味では、水陸両用車も同様かとも思いますが、一般的には今回紹介するような車両のことをいいます。
何故、わざわざ両方走れる車を作るかというと、鉄道を新たに引くにはかなりのインフラコストがかかるから、一部では既存のレールを利用しながら、レールのないところまでいけたら設備費が安価にできるという発想からです。例えば、仮に北九州で考えたら、到津から三ヶ森までいくのに(私の都合でごめんなさい)黒崎まで道路を走って黒崎からは筑鉄のレールにのっていく、などということができるようになります。あるいは、北九州空港までの軌道アクセスも、この考えでいけばもっと設備コストが抑えられるかもしれません。
写真は、北海道のJRが今月から(9月まで)試験的な運行をしている車両です。これは実用化に向けて開発されたもので、「後軸重配分制御」といって後タイヤで駆動するのですがレール上の車輪との荷重配分をうまくコントロールすることで、タイヤの磨耗を抑えかつ安定的な走行が得られるように工夫されたということです。
予約の上乗車できるようですが、7月中はもうほとんど満席のようです。
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