救急車の有料化

夕張の研修会のパネルディスカッションでの最初の話題が、救急車の適正利用についてでした。
消防庁の佐藤さん本人が作成したという上のポスターは、8万枚作成したものの、会場で知っているという人が少なく、まだ広報不足と嘆いていました。皆さんの中で、このポスターが欲しい場合は彼に連絡したら、すぐに送付するという熱の入れようです。
その後、私は水を挿すようで悪いかとも思いましたが、
「救急車1回出動するとコストが5~6万円かかるというのに無料で、我々のような民間患者搬送事業者は1万円でも高いと言われる。この矛盾をなんとかしないと、いくら民間に頼んでくれと言っても無料の救急車を選ぶのではないか。」と訴えました。
昨日のテレビで、救急車の有料化についてのアンケートがありましたが、なんと77%の人が有料化に賛成でした。とても意外な数字でした。
それだけ、今、市民もコストについての意識があるのです。救急車を有料化にするか、民間患者搬送に補助を出すか、どちらかが具体的な対策だと思います。
あまり悪口は言いたくありませんが、消防庁には「救急車の適正利用を」と訴えるしか政策を考える能力がないように思えてなりません。