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藤原正彦氏の講演

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藤原正彦氏の講演

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22日、ロータリークラブ地区大会にて、数学者であり作家でもある、藤原正彦氏の講演を聞かせていただきました。「国家の品格」という著書が有名です。
 教育論としては、「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数。あとは十以下」と言うように、国語が一番大事だということ。日本人は美的感受性に長けていて、花道、書道、茶道というのも独特な才能だということです。ヨーロッパの宮殿の庭は、確かに立派ですが、全て左右対称の単純な配置で、「半分見れば済む」と野次っていました。日本庭園は、そう考えたら素晴らしいものだと思います。「わび、さび」という感受性は、日本人しか理解できないそうです。惻隠(そくいん)という言葉も出てきましたが、漢字がわかりませんでした。
 政治的には、弱肉強食の新自由主義が日本を滅ぼしていると批判されました。小泉・竹中改革とも言われていますが、聞けばなるほどと思った次第です。
 最後には、東北大震災で見せた日本人の良さについて触れ、いい話で締めくくりました。

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