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タクシー事業法と将来への杞憂

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タクシー事業法と将来への杞憂
タクシーに思いのない人たちが議論をして、いったいタクシーはどこに行ってしまうのでしょう?
 今日の東京交通新聞トップ面に、民主党タクシー政策議員連盟が、タクシーの新規参入・台数・運賃規制を強める新法案「タクシー事業法」の骨格を決定し、来年の通常国会への提出に向かっているという記事がありました。
 骨格では、
①事業の許可を免許に改め、3年毎の更新性とする。
②需給調整調整の復活。
③運賃・料金は免許権者が地域ごとに定めた範囲内。
という「幕末から維新というよりは、時代を逆行している」感じです。
 タクシーは、これから高齢者にとって重要な足になり、バスではできないきめ細かなサービスを売り物に、もっと発展性が期待できるものです。でもそれは、今の様々な規制がなくなってできることでもあり、上記のような規制中心の議論では、タクシーがタクシーでなくなる日は近くなってしまうかもしれません。
 議論をする人間が現場のこともわからない頭でっかちでは、タクシーの将来はないことでしょう。う~む、どうしたものか、何か手が打てないものか、悩むところです。
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