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介護報酬改定に関する素晴らしい意見書

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介護報酬改定に関する素晴らしい意見書
介護報酬は、2009年度から見直されることになっています。その議論が、「社会保障審議会介護給付費分科会」でなされていますので、ときどき公開資料を眺めています。
 前回の会議に提出された「利用者・市民の立場からの意見書」には、共鳴する意見がいろいろと書かれています。いくつか抜粋します。
1)特定事業所加算の仕組みが利用者にわかりにくいし、必ずしも質の高いサービスを保障しているともいえない。(その通りです。事業者が加算になったら、利用者の負担が増えることはおかしい。)
2)要支援と要介護の間を移動する利用者には、その度にケアプラン担当者が代わり、ストレスにもなる。地域包括支援センターには、本来的な地域支援事業にまで手が回っていない。(制度に無理があると思います)
3)予防サービスの定額報酬は見直すべき(そう、いろんな矛盾があります)
4)要支援者でも通院等乗降介助が必要な人も多い。
5)訪問介護の「生活援助」への取扱いが厳しすぎる(同居家族がいると一律にだめというのはおかしい)散歩の同行が認められなくなったこともおかしい。
6)通院等乗降介助には院内介助も必要(よく現場がわかっている意見です。ありがたい。)
その他、まだ意見は書かれていますが、興味があるかたはワムネットから資料を見てください。この意見書は、現場を良く知っている人の正当な意見だと思います。
さすが、沖藤先生です。
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