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朝日新聞の社説に対して

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朝日新聞の社説に対して
本日23日朝日新聞の社説に「タクシー規制、慎重な制度づくりを」という記事がありました。
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タクシーの過当競争は改善すべきだが、むやみに規制の強化に走りすぎるのもまずい。
 タクシー業界への規制を盛り込んだ「タクシー適正化・活性化特別措置法」の改正法が、ことしから施行されている。
 運賃と車両の数の両面で規制を強める内容であり、自由競争という経済の原則に照らして「劇薬」とも称される。(以下省略)
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 要約すると、運賃や台数の規制よりも、要介護者や観光など新たな需要にどう応えるかを考えろ、ということです。朝日新聞の論調は従来から同じであるが、何故この時期に書いたのだろうかと思いました。下限割れ運賃の変更命令に対して、大阪・福岡地裁が命令を出さないように仮処分を出し、国が即時抗告しており、そろそろ結論が出るだろうという時期です。恐らく、そこを狙って出したものだろうと思いました。
 タクシー規制については、そう簡単に結論付けられるものではなく、だから何回も審議会で議論してきたのであって、新聞もその議論をもう一度吟味して欲しいと思う次第です。単なる思い付きだけの社説というのは、いかがなものかなあと思いました。
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