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ALSの研究に期待

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ALSの研究に期待
難病のひとつであるALS(筋萎縮性側索硬化症)患者に朗報ですが、早く治療が実現できるようにして欲しいものです。
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岐阜薬科大などの研究グループは、全身の筋肉が徐々に萎縮する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の進行を抑えるたんぱく質を発見したと発表した。
 グループは、ALSを発症させたマウスを使った実験で、「膜貫通糖たんぱく質(GPNMB)」と呼ばれる遺伝子を働かせると、ALSの進行を抑制できることを突き止めた。GPNMBを働かせたマウスは、働かせないマウスよりも発症時期が遅く、生存期間が10日ほど長くなった。さらに、運動神経細胞にGPNMBを加えたところ、障害が改善されたとしている。
 また、遺伝性でないALS患者の脊髄の組織などに、GPNMBが多く含まれていることも確認。同大の原英彰教授(薬効解析学)は「ALSは早期に発症を把握することが難しく、治療が遅れる例も多い。GPNMBの研究が進めば、早期の診断が可能になる」と指摘。今後、発症のメカニズムの解明とともに、早い時期に患者に治療の手を差し伸べることもできると期待している。
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 この記事を読んで、ALSの患者さんの顔が頭に浮かんできました。もっと早く開発されていたら、と思うと心が痛みます。でも、こうやって医学が少しずつ進歩していくのですね。有難いことです。
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