札幌でMK進出差し止め訴訟
札幌のハイヤー協会(ハイヤーという名称ですがタクシーのことです)が、19日に、国を相手に京都エムケイグループの新規参入差し止めを求める訴訟を起こしたと、業界紙が報じていました。
訴えでは台数の供給過剰と運賃過当競争のおそれを指摘、「各社の自主減車を阻害し、運転者の労働環境を悪化させ、混乱を招く」と主張しています。タクシーの事業者団体が国を相手取って訴訟を起こすのは初めてです。
エムケイグループの雇用・賃金経理システムについて、「労働法制を無視して不当に運転者から搾取し、不健全な価格競争をしている。各種の控除、リース料などは道路運送法違反の名義貸しとみざるをえない」としています。
同グループの許可申請の標準処理期間の期限(運輸当局が処理をしないといけない期限)は来月上旬に迫ってきている中での差し止め訴訟なので、早い段階で答えが出ると思われ、その動向が注目されます。
ただ、私の予想としては、現道路運送法上差し止めができる根拠はなく、業界にとっては厳しい判断となりそうです。
訴えでは台数の供給過剰と運賃過当競争のおそれを指摘、「各社の自主減車を阻害し、運転者の労働環境を悪化させ、混乱を招く」と主張しています。タクシーの事業者団体が国を相手取って訴訟を起こすのは初めてです。
エムケイグループの雇用・賃金経理システムについて、「労働法制を無視して不当に運転者から搾取し、不健全な価格競争をしている。各種の控除、リース料などは道路運送法違反の名義貸しとみざるをえない」としています。
同グループの許可申請の標準処理期間の期限(運輸当局が処理をしないといけない期限)は来月上旬に迫ってきている中での差し止め訴訟なので、早い段階で答えが出ると思われ、その動向が注目されます。
ただ、私の予想としては、現道路運送法上差し止めができる根拠はなく、業界にとっては厳しい判断となりそうです。