日本漢字能力検定協会の理事・評議員の責任
最近ひどいと思うのが、財団法人「日本漢字能力検定協会」の過大な利益問題です。
公益法人なので、本来は利益が出る分検定料を下げるべきところなのに、多額の邸宅を購入したり、理事長個人の墓につぎ込んだり、グループ会社に流したりと、ひどすぎる運営だと思います。
財団法人なので、運営責任者として理事が数人いて、その代表が理事長、そして評議員が数人いて意見を述べることになっていると思います。漢検のホームページを見ても理事の名簿が公表されていませんが、普通は理事・評議員とも公表するもので(公表しなくてもよかったかなあ?)、このあたりもおかしな団体です。
複数の評議員が新聞社の取材に「名前も知らない関連会社に多額の宣伝費を払っていたとは知らなかった」「経営が分かるのは理事長親子だけ」などと語った、と書いてますが、知らないでは済まないと思います。また、ある評議員は辞任届けを出すと言っているようですが、その前に理事長を糾弾し、解任を求めるべきではないでしょうか?
きっと、理事・評議員には企業のトップや学者が名を連ねていると思いますが、そういった知識人だからこそ、しっかりとこの問題に責任を持って対処して欲しいものだと思います。そして、理事長以外の理事の誰かが、記者会見を開くべきです。